新車・中古車販売店で
整備屋さんや板金屋さんで
貸して貰う代車。
下取りで入ってきたボロだったり
経費が最優先の軽自動車であったりしますが
このグレードアップと言う店に
ご入庫いただくオーナー様の車は
全て車検に合格して
実走行出来る車です。
※時に例外あります。
そんなオーナー様から
お車を預かり
何の面白みも無い代車のキーを渡されたら?
もともと、クルマを磨くなんて
男の 道楽なのに
それを預かり、作業をする店主が、遊び心を失って
経費優先で、軽自動車 しかも リースなんて在り得ません!!!
店とお客様の 方向性を考えるとお判りいただけるかと存じます。
ご入庫いただけるクルマの95%以上はメルセデス。
そして、その90%以上は1990年代以前。
そんなオーナー様が、貸して貰って 楽しめるクルマでないと
何が面白いのか?
※TEの事始めは、このアキュムレーター交換からスタートした。
95年式TEは、ほぼ理想形の仕上がりとなり
その静かさと、走りに納得頂け
古いからと言って
諦めのオーナー様を励ましてくれました。
今回の台車は、更に10年さかのぼって
1985年式!!
現在販売、流通しているW123の仕上がりの悪さは
私が知る範囲 ヒドイ!!!
それは私とって在り得ない状態。
車検さえ取れれば良い と言う有り様に映っております。
「古いから、こんなモンです」
この常套句に騙されている人が多いのではないかと・・・
「古くても、こんなモンです!」
と胸を張れるクルマで在って欲しいと言うのが
古いクルマのオーナー様 愛好家ではないでしょうか?
渡された鍵を、クルマのシリンダーに入れて
イグニッション ONのポジションで
燃料ポンプの音が消えたら
スタート位置に回せば
何事も無く エンジンが回る。
コンピューターで仕組まれた エンジンの吹け上がりなど無用の世界です。
これ見よがしに アイドリング時の作られた音など
大人の男に そんな子供染みた演出など無用だと私は考えます。
アイドリング時のエンジンは
その存在感を、出来る限り消して
踏み込まれるアクセルペダルを
ただただ待っていれば良いのです。
しかし、230E
まだ完成形まで あと数歩足りない。。。
もう少し勉強して、調整して、人柱となって (^^)
この繰り返しで完成度は、必ず引き上がるはずです。
この代車 230Eで 何か感じて頂ければ幸いです。