この写真の撮影データを見ると
2010年12月
14年前
今思い返すと
この頃がW126の底値だったのかも・・・
この距離のクルマが
2桁万円で買えた!
今となっては、新車の半額~1/3の値段が付いています!!
しかし、このメーター暗過ぎる。。。
大阪で買い求めて
自走で東京まで
クルマのコンディションを見極める為の
ロングドライブでした。
江戸川のピットに戻り
自走での帰路
灰皿を引き出そうと
その途端
この有様です。
そして、
左リアを下げて
空気を切れ換えようとすると
動かない。。。
内張りを剥がすと・・・
竹!!!
箒の柄を切って
窓が落ちない様に
つっかえ棒が・・・
これは笑うしかない (^^//
流石 2桁万円!
棒を抜いて
PWスイッチを操作すると
アクチュエーターが降りてきました。
窓を手動で下げると
スライドピースの破断。
これは当時良く経験していたので
慌てる必要は無し!!
端が剥がれたインシュレーター
全て剥がして
モリヤ氏の登場です。
後ろには、愛車の500SEが映り込んでいます。
ほぼ20年落ちだったこの当時
既に足回りはボロボロ
(その判定は、人それぞれですが、明らかに新車時の乗り味とは異なる!!)
そして、エンジンはもっと安定して
もう少し、余裕のあるパワーが出るはず・・・
エンジンがキチンと回らないクルマ
私は、許せない。
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昨年ご入庫頂いたW140 350ディーゼルターボですが
エンジンの回らないクルマでした。
明らかにターボが効いていないのです。
整備屋に預けて数か月経っていた と言うのに・・・
あれこれ調べると
タービンを制御しているバキュームラインがボロボロ
それを直して
制御関係を見ていると
オーナー様の資金よる、作業の抑制が・・・
この時点で、私が携わる仕事でないと判断しました。
1台のクルマを仕上げる
そこには明確な計画性が必要です。
まずは、キチンと走り、曲がる、止まるが出来て
快適性を求め
そして美観を
この順序を間違えると
一生 走らないクルマのままに