作業前です。
蛍光灯を消して
人工太陽灯を点けると
ボンネットは、
擦り傷だらけである事が見て頂けるかと
ウィンドウォッシャーノズルの付近も
人工太陽灯を消して
蛍光灯を点けると
キズは見えません。
※ノズルの右に写り込んでいる黒いモノは
人工太陽の照明器具です。
ボンネット先端
マスコット側も傷が目立ちます。
しかし、人工太陽灯を消して
蛍光灯だけにすると
キズは、気にならないレベルになってしまう。
通常の蛍光灯の下で
2工程を終えて
人工太陽灯 点けます。
これが私の研きのレベルです。
この後の工程で
曇りは、更に無くなります。
グリルの傷が目立ちますよね~!
ノズル周辺
若干傷がありますが
このレベルです。
作業を行いながら平井氏から聞いた事ですが
コーティングメーカーから
出来るだけ研かない方向への指導があるというのです。
超微粒子のコンパウンドで
コーティングの上を 撫でる様に・・・
内心 「馬鹿な~~~!」
現在の新車
特に燃費競争に夢中のクルマでは
出来るだけ軽い車を目指しているでしょう。
すると、おのずと塗装も出来る限り「軽く」を求めて
薄くなって行きます。
この状況下で、腕の無いディテイラーが研くと
必ず下地を出してしまい
トラブルが続出する事を恐れているのではないかと・・・
ガチガチのコーティング
粘って、作業がはかどらない作業。
そのリスクを作業者に背負わせるよりも
コーティングで、キズを埋めて
多少、本来の色から発色性能が落ちても
それで良しとする方向性です。
私には、断じて許せない。
この痛んだ塗装
キチンと研けば
新車時の発色、写り込み
取り戻せます!!
時代と共に、塗装も変化し
それに合わせた研磨方法もあるでしょうが
90年代以前のメルセデス
そして、塗装技術を確立させているメーカーの車であれば
本当のみがきを持ってしか
その本当の美しさは取り戻せないと私は考えます。