W126 本当に良く出来たクルマですが
内装を脱着した際に
不適切な取り付けや
部品の爪が折られている例も見受けられます。
その不適切な作業が原因となる異音も在ります。
今回は左リアドアのキシミ音。
周囲のパーツの取り付け
ネジの増し締めも行いながら
試走して、チェック。
通常ですと
ドアの下の部分と キッキングプレートが擦れる事で
異音が生じているのですが
今回はいつもの方法では、鳴き止まない為
内張りの浮きのチェックです。
やはり少し浮いている。
内張りを外します。
このネジ
SEでは問題ないのですが
SELでは要注意です!
今のクルマと比べ
内張りを押さえる工夫
細やかでしょ (^^)
この花形のワッシャ
無くなっている車も多い。
肘掛も取り外し
内張りを上に引き上げて抜きます。
ドアノブが在るので
チョイト コツがあります。
内張りの上の爪
5本中 2本折れていました。
これは窓を開けて
外側から内張りを押すと
折れているか確認できます。
過去の補修跡 あります。
内張りの反りを確認して
対策を施し
組み付けます。
カーテシランプ
せめて電球だけも磨いて
時間の許す最低限の作業です。
組み付けて
試走して
Gを掛けて
鳴き止むまで
結構な時間が掛かるのです。
夏休み中の息子を
リアシートに腹這いにさせて
ドアの鳴いて箇所は 前? 後ろ?
Gを掛けると
ドアより
息子がうるさい (^^)
2度 内張りを脱着して
問題の軋み音は解決。
片側が解決すると
今までは、聞こえなかった音が左から。。。
これも対策して
異音対策 時間(費用)が掛かります。
このベロアシート
一度 知ったら
他のシートには座れなくなる。
悪貨は、良貨を駆逐する
上手く言い得ている言葉だと思います。
現在 本革シートが持て囃されていますが
そこには、真実とは異なる価値を求めるもの
本革は耐久性には優れていますが
座り心地は、断然ベロア。
しかし、耐久性も低い本革も多く見受けられる現在です。